Pi-calcによるベンチマーク

PAI Calculatorを使った各種ベンチマーク

うさぎ家さんが作られている、PAI Calculatorという円周率計算ソフトウェアを使って、いろいろな機械でベンチマークをしてみました。

機種	CPU	メモリ (MB)	104万桁 (秒)	209万桁 (秒)	419万桁 (秒)	備考
DEC HiNOTE VP575	Pentium 133MHz	32	781	1616	7287
Gateway P5-133	Pentium 133MHz	128	436	976	－	SETI@homeを常駐させていたとき、104万桁で465秒(29秒遅い)
SONY VAIO 505EX	MMX Pentium 233MHz	64	257	567	1283
自作マシン	K6-2 350MHz	160	204	485	1092
IBM ThinkPad 570	Celeron 366MHz	192	123	272	606	OS…Windows 98 SP1
			94	208	462	OS…Windows 2000 Professional SP1
			152	319	719	OS…Windows 98 SE, VMware上、VMのメモリ96MB
			101	226	493	OS…Windows 2000, VMware上、VMのメモリ96MB
SONY VAIO	モバイルPentiumIII 450MHz	192	91	203	499
Gateway P5-133改 (マザーボード…ABIT SE6)	PentiumIII 700MHz	128	87	198	449	i815E, 内蔵グラフィック(4MB増設)、メモリCL=2
			82	187	426	i815E, 外部PCIグラフィックカード
			75	167	380	i815E, 内蔵グラフィック(4MB増設)、メモリCL=2、BIOS＝SE6_VK
		384	75	169	383	OS…Windows 98 SE
		384	63	142	320	OS…Windows 2000 Professional SP2
SONY VAIO L-730BP	モバイルPentiumIII 600MHz	256	72	160	363
IBM ThinkPad A20m	モバイルPentiumIII 700MHz	192	70	157	352	ハイパフォーマンスモード
Gateway Select 1000	Athlon 1000MHz (1GHz)	192	52	119	280
Gateway Select 1200	Athlon 1200MHz (1.2GHz)	512	40	93	221	OS…Windows 2000 Professional

気づいたこと…

同じCPUでも、速度に10～15％くらいの開きが出ます。内部のBIOSや作り込みなどが影響しているのでしょうか？
Windows 98とWindows 2000を比べると、2000で実行した場合の方が15～30％速くなります。やはり、OS内部に16ビットコードを持たないWindows2000の方が「身軽」な分、有利なのでしょう。
メモリは、128MBまでは多いほど有利に働いているようにみえますが、それ以上ではあまり差が出ません。ソフトウェアの内容にもよると思うのですが、少なくともこのソフトでは、128MBが1つの負荷の境目ということになるのでしょう。
Linux上で走るVMwareというエミュレータ上でも試してみました。Windows98では20～25％くらい遅く、Windows2000では5～10％程度遅いという結果です。実際にはディスクアクセスなど、トータルな影響が効いてくると思いますので、これをもってエミュレータの実力とはいえないかも知れませんが、特にCPUを酷使するソフトウェアを使う上では、1つの参考データにはなると思います。
同じ機械でも、BIOSを変えるとスピードが上がるということもあるのですね。確かに、BIOSを変えたときにマシンの安定度が格段によくなりました。