画像解析ツール - NIH Image

 もともとはNIH(アメリカ保健省)が、医療用の画像解析を目的として開発したツールだが、画像解析などにも一般的に使われるようになっている。PDS(Planetary Data System)のCD-ROMにも標準で添付されている。
 NIH ImageはMacintosh上で使用することができる。表面的にはよくあるドローソフトの画面のようではあるが、簡単な画像処理などはメニューまたは脇のツールボックスにより可能である。
 読み書きできる画像は様々な種類がある。TIFF画像を標準で読み書きできるほか、細かな指定をつけて画像を読み込むことができるので、例えばヘッダを読み飛ばして画像の部分だけを読み込む、あるいはRAWデータとして書き出す、といったことが可能である。さらに、Adobe Photoshop互換のプラグインも使用できるので、標準では対応していない画像フォーマットも、このプラグインを使用することによって読み書きできるようになる。既にPDS用のプラグインも用意されている。
また、NIH ImageにはPascal風の文法を持つマクロ言語が用意されている。これを使うことによってかなり細かい処理までできるようになる。
最新のバージョンは1.61。
Macintosh用NIH Imageの入手


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