画像解析ツール - XV

XVは、ペンシルバニア大学のJohn Bradley氏によって開発された、X Window Systemで使用できる画像処理ツールである。
XVは、UNIXらしくないGUIベースの画像処理ツールである。XVでは、画像の表示や変換といった基本的な画像処理の機能はもちろん持っているが、輝度値変換などの複雑な処理にも対応できる。
また、XVの強力さは、何といっても対応している画像のフォーマットが多いことである。PBM/PGM/PPMなどはもちろんのこと、GIFやJPEGなど、大概の画像フォーマットを自動的に識別して読み込んでくれる。特に、PDSフォーマットも自動的に識別してくれるため、惑星画像解析に関しては大変強力なツールである。また、例えばpbmplus出の変換結果を見るために、XVを使用することもできる。
XVはバージョン3.00からはシェアウェアとなっている。継続して使用するためには25ドルを最低支払う必要がある。サイトライセンスなどの制度もある。
なお、XVに関してはJapanese extensionと呼ばれる日本での機能拡張も進んでいる。
XVの入手
XV Japanese extensionについて


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