なんでプリメーラ

どうしてプリメーラなのか、乗ってどうだったのか。
ちょこっと(?)だけ、うんちくを。
プリメーラとの出会い
最初にプリメーラという車に出会ったのは、まだ免許を取りたてのころです。
昔から車は好きだったので、いろいろな車をみてきたのですが、プリメーラ(P10)がコンセプトにしていた「パッケージング」という考え方に、非常に惹かれました。ものすごくスマートな(英語でいうsmartです)感じがしたのですね。
ただ早く移動するだけでなく、「早く快適に」移動するというコンセプト、セダンのくせに大きな(というより、「これだけは積めなければならない」という意思のものに開発されたとしか思えない)トランクルーム、がちがちに硬いけれども乗っていると非常に快適なサスペンション…。
ヨーロッパ的な、といっていいのかもしれませんが、いわゆる合理性の塊のような、これまでの(少なくともバブルのころの)日本車にはまるでなかった考え方に、衝撃を受けてしまったのです。
「ぜひ、次の車はプリメーラに…」。そう考えるようになりました。おかげで、買う気も(金も)ないのに、ディーラーさんのパンフレットだけはいっぱいもらってきました…(^^;;

P10がやってきた
1996年12月に、ついにプリメーラのオーナーになることができました。
このときには、既にプリメーラは次期型(P11)に移行していましたが、私としては、最初に衝撃を与えてくれたP10にどうしても乗りたい、ということで、中古車でP10を探すことにしました。
せっかく探すのだから、ということで色にもこだわって、いわゆる「ガンメタ」(ダークグレー)の車にすることにしました。そんな中で選んだのが、最後期のP10でした。
選んだのは1.8リッター車「1.8Ci Lセレクション」です。要は、モデル最後期ということで、売り払うために(笑)価格を安くするなどして出された「お買い得車」です。車検1回目を前にして、オーナーさんが手放したようでした。
1.8リッターにしたのは、普段使うことを考えると、2.0リッターのプレミアムガソリン仕様は費用の面が心配だったからです。結果的には、1.8の方が取り回しもよく、このチョイスは正解だったかな、と思っています。
マニュアルも検討したのですが、結局オートマにしました。将来、誰が乗るか分かりませんし、個人的には後ろ髪を引かれる思いでしたが、都心の渋滞の道路を乗っているときには、やはりオートまでよかったな、と思っています。1日500〜600kmも走るとなると、やはりオートマでないと疲れが出ますね…って、マニュアル時代もけっこう走ってましたけど。

乗ってみて
乗ってみて、最初に感じたのは「なんてシンプルな装備なんだろう」ということでした。前の車は58年型のブルーバードだったのですが、それほど高級なグレードではないにしても、例えばフロントガラスにはシェードがついていたり、いくつか細かい装備がついていたのですが、それが全くないんですね。
まぁ、これがヨーロッパ的合理性なのだろうな、ということで納得はしたのですが、それにしても、いろいろなものがついているというのに慣れていると、違和感を感じそうな気はします。
車体が軽いせいか、加速が異常にいいというのにも戸惑いました。しばらくして慣れてはきましたが、やはり軽快なDOHCエンジンであるSR18DEの威力ですね。
山道などでも、軽快なレスポンスとめちゃくちゃにシャープなサスペンションに助けられて、非常にきっかりとしたコーナーリングを楽しめました。しかも、同乗者がいても、振り回されることなく、車体が路面に吸いつくようにして走ってくれるんですね。これは助かりました。
オートマは、OD付き4速ということで、走る、という意味からするとやや物足りない面はありましたが、精一杯マニュアル操作をすることで、走るという点ではかなりマニュアル車にも追従できたのではないかと思っています。

乗り続けて
長い間お世話になったP10でしたが、やはり長い間乗ってくると、いろいろとがたがくるようになります。後ろのサスペンションも非常に弱ってきていましたし、エンジンの一部からは軽い油漏れのような症状が出てきてしまいました。まだまだ走るとはいうものの、カーナビやETCなどの装備を新しくつけるかどうか、というと、迷いが出てきます。
結局、車検前ということもあり、長い間お世話になったP10を手放すことにしました。
到着時の走行距離は33000kmでしたが、更新のため2002年9月に手放した際の走行距離は116000km。私がオーナーの間に83000kmも走ったことになります。土・日メインの割りには、まぁ、よく乗ったものですね…。

またプリメーラなの?
で、車を更新する決心をしたわけですが、そこで選んだ車がまたプリメーラだったというわけです(^_^)。
もちろん、スポーツセダン/ワゴンは他にもありますが、最終的に決め手になったのは、強力な「IT」装備ですね。しかも、それが非常にきれいに統合されていて、一言で言うと「インテリジェントな」操作感を持たせてくれます。
昔、P10をみたときに感じた、「この車を動かしてみたい」という感情を、もう一度P12に感じることができたのも、購入の理由です。
ただ、今回は使い勝手を考えて、敢えてワゴンを選びました。もちろん、セダンで特別塗装色のパールマイカ、というのにも非常に惹かれたのですが、今度はセダンでは得られなかった使い心地を試してみようということで、ワゴンへ乗り換えることにしました。
せっかくインテリジェントな装備を売りにしているプリメーラなのだから、ということで、その中でも最強装備である「IT-Naviパッケージ」を選択しました。

ITドライビングがやってきた
P12の話ですか? うーん、まだ乗ってほとんど時間がないので、もうちょっと待ってくださいね。でも、IT-Naviシフトとか、DVDナビとかには、驚嘆と感動が入り交じった気持ちにさせられますね。
詳しくは、「P12に乗ってみて」で。


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