LinuxホストのVMware 6、またはVMware Player、VMware Serverなどで、ゲストマシン上でアンダースコア(_)が入力できないという現象が発生することがある(特に、日本語106/109キーボードを使っている場合)。
この場合、/etc/vmware/config、または~/.vmware/config (通常、ホームディレクトリ下の.vmware/configは存在しないので、新規作成することになる)に以下の2行を記述する。
次回のVMware起動時からアンダースコアが入力できるはずである。xkeymap.usekeycodeMapIfXFree86 = true xkeymap.keycode.211 = 0x073
LinuxをホストとしているVMwareで、仮想マシン上のWindows 2000がエラーを出して止まってしまうことがある。
現象としてはWindows 2000 SP3で発生するようで、起動途中、以下のようなメッセージが出て、再起動するしかなくなってしまう。
このエラーに対処する方法としては、以下があるようだ。
■configファイルにエントリーを追加する
VMware 3.2のリリースノートに記されている方法である。
VMwareが終了していることを確認して、該当するconfigファイルに、以下のようなエントリーを加える。
MAGICBOOT1 = 200この「200」という数字は、起動時に待つ秒数をミリ秒単位で指定するものだそうだが、いずれにしても、この行を入れてから、VMwareを起動してみる。
■「デフラグ」をかけてみる
「デフラグ」といっても、仮想マシン側にデフラグをかけるのではなく、VMwareの仮想ディスクに対してデフラグを行う。私は1度だけ、これでうまくいったことがある。
VMwareの仮想マシンがOFFになっていることを確認して、「Settings」→「Configuration Editor」を開く。該当するディスクを選択した上で、右下の方にある「Defragment」というボタンをクリックすると、仮想ディスクのデフラグが行われる。
なぜこれでうまくいく(いった)のかは、よく分からない。
■古いバージョンのmsgina.dllで置き換える
Windows 2000のCD-ROMなどから、古い(SP3以前の)msgina.dllを運ぶ、ないしは入れ換えるなどして、エラーを回避する方法である。私は試していないが、メッセージに従うと、この方法が有効なようにもみえる。
但し、Windows 2000の場合には、システムファイル保護機能があるため、単に置き換えただけでは、また元のファイルに戻されてしまう恐れがある。CD-ROMから起動して回復コンソール上で置き換えるか、別のOSで起動するなどして、msgina.dllを運ぶことになる。