月震データベースとは?
月震データベースとは、月震をより効率的に解析するために開発されたデータベース及び解析・処理システムです。
月震のデータは、生データにして約80GBにも及びますので、そのままでは研究者の手に負えません。また、データの中には、解析には使いにくいものもあります。また逆に、過去の解析で使われてきたものもあります。また、データの中には、月震が起きた時刻や、観測点などの情報もあります。これらの膨大な情報を効率的にかつ高速に扱えるよう、データフォーマットや入出力形式を統一し、データ構造を工夫したデータベースを用意しました。
この月震データベースは、他の地震学のデータベースにも見られない、優れた特徴を備えています。
高速なデータの入出力
ネットワーク対応のデータフォーマット
読みやすくて柔軟性の高いテキスト形式ヘッダ
複数の地震波成分を1ファイルで管理可能
3種類のデータフォーマットをサポート
便利なアクセス用ライブラリを用意
波形表示・出力などのユーティリティを用意
これらの特徴は、月震に限らず、今後の地震学の標準的なデータフォーマットともなりうる要素を備えています。今後は、地震学に要求される様々な条件をサポートしながら、拡張を続けていく予定です。
将来の拡張予定項目、現時点での問題点については、こちらをご参照下さい。