うちのプリメーラ (その7)

2003年夏、P12プリメーラワゴンで、超長距離ドライブにチャレンジしました。渥美半島からフェリーで志摩半島へ渡り、三重の山の中から信楽へ。さらに琵琶湖、奥美濃、木曽側から恵那へと抜ける合計1150km、2日がかりのドライブ。さて、P12はどんな風景と出会ったでしょうか?
渥美半島から太平洋を望む

渥美半島から太平洋を望む (愛知県田原市…旧赤羽根町) (2003.8)

浜松インターを下り、国道1号から国道42号線へと入ります。国道42号は海があまり見えないので、途中からちょいと左折して太平洋へと出てみました。ここは確か、旧赤羽根町役場に近いところにある「太平洋ロングビーチ」というところの近くだったように思います。
この写真の左側にはずっと崖が続いています。地図でみても半島は直線的でしたが、そのような直線を実感できる長い崖が印象的でした。

出港を待つプリメーラ

出港を待つプリメーラ (伊良湖岬=愛知県渥美町) (2003.8)

前回(「その5」参照)、伊良湖岬には立ち寄っているのですが、今回はここから、伊勢湾フェリーで鳥羽に渡るというコースにチャレンジしてみました。フェリーは1時間弱なのですが、それでも船旅気分を満喫できますし、鳥羽方面へ行くには意外と時間の節約かも知れません。この写真、実際にP12が乗船したのは、右側に入港しているフェリーではなく、左側に、いままさに入港しようとしているフェリーです。
そう、そして、フェリーの待ち時間には、名物の大あさり焼がベストです。

朝熊ヶ岳から伊勢方面を望む

朝熊ヶ岳から伊勢方面を望む (朝熊ヶ岳=三重県伊勢市) (2003.8)

鳥羽でフェリーを下り、そのまま伊勢志摩スカイラインに入ります。料金1220円と非常に高い値段にびっくりですが、ともかくも朝熊ヶ岳(あさまがたけ)の山頂を目指します。
山頂の駐車場に到着しましたが、夏休みシーズンだというのにレストランはお休み。仕方なく、駐車場から伊勢方面を眺めて写真を撮ってみました。遠くにかすんで伊勢平野の風景がかろうじて写真に写っています。
この後は伊勢神宮方面へ下りた後、久居まで高速道路(伊勢自動車道)、そしてそこから山の中に入り、青山峠、上野、そして信楽へと向かいます。

信楽タヌキとプリメーラ

たぬき出現!? (滋賀県信楽町) (2003.8)

おっと突然たぬき出現!! 三重県から北上して、信楽に入ると、おなじみ、信楽たぬきが出現します。ここは、信楽の街に入ってすぐのところにあった「狸庵」さんというお店の駐車場です(元祖信楽たぬき、といえばこの狸庵)。こうやってみると、プリメーラの屋根の上にたぬきが乗っているようですが、これは駐車場の壁の上にあります。あたりまえか。
琵琶湖西岸から東岸を眺める

琵琶湖の西岸から東岸を眺める (滋賀県新旭町) (2003.8)

翌日はまず、琵琶湖の西岸を北上していきます。国道161号をひたすら北へと向かうと、次第に緑が増えてきます。琵琶湖のかなり北側、新旭町付近まで来ますと、琵琶湖の湖岸道路を走るのがよいでしょう。
湖岸周遊道路には、時折こうやって、湖のそばに車を止めることができるスペースがあります。どのあたりが見えているのでしょうか? 夏空と湖、遠くの山と釣り竿。ちょっとのんびりした風景が展開しています。

風車とプリメーラ

道の駅しんあさひ風車村にて (滋賀県新旭町) (2003.8)

上の写真にあった駐車場からしばらく湖岸周遊道路を北上すると、風車が見えてきます。それは、道の駅しんあさひ風車村の目印。
3基の風車が建つこの道の駅は、広い敷地に菖蒲園やオートキャンプ場まであります。また、敷地内には、塩と胡椒容れの博物館という、一風変わったものの博物館もあります(入りませんでしたが)。
ゆっくり休めそうなスペースだったのですが、ここでは一休みにとどめ、琵琶湖北岸へ、さらに先を目指します。

八草トンネル

八草トンネル・岐阜県側出口にて (岐阜県坂内村) (2003.8)

琵琶湖の北岸を抜け、木之本町へ。ここから美濃を目指し、国道303号線で東へと向かいます。道路標識に「岐阜県」の文字が一切現れないことにやや不安感を抱きながらも、山の中へとどんどん入っていきます。途中、快適な道でしたが、一部はまだ1車線の道路。峠道への不安が募っていたときに突然、目の前に快適なトンネルが出現しました。
長さが3kmと、国道用トンネルとしてもかなり長い方になるこのトンネル、冬は特に難所となる峠を一気にトンネルで結んでしまっています。岐阜県側へ出てきたところで、記念撮影。
地図にはまだ出ていなかったトンネルなので、一気に時間短縮というところです。そのまま東へ向かいます。

道の駅ふじはし

道の駅・星のふる里ふじはし (岐阜県藤橋村) (2003.8)

山側を抜けて根尾谷方向へ抜けようとしたのですが、通行止めだったため、南側へと回りこみます。その途中、道の駅・星のふる里ふじはしで小休止。山の中にこんな大きな道の駅があるというのにもちょっとびっくりです。レストラン、おそば屋さんなどもあって、多くの人でにぎわっていました。
お昼ごはんとおみやげ購入を済ませ、目的地、根尾谷へと向かいます。

旧谷汲駅

旧谷汲駅 (岐阜県谷汲村) (2003.8)

走っていくと、ふと車窓に見慣れた電車が止まっている(名古屋にいたもので)のをみて、立ち寄ってみました。そこが、旧谷汲駅でした。
かつて、新岐阜からここまで、名鉄谷汲線が運行されていましたが、2002(平成14)年に廃止されてしまいました。しかし、地元の方の熱心な保存活動により、電車が終点の谷汲駅に残され、かつての駅の様子をとどめています。
駅の中には、谷汲線や谷汲駅の歴史や写真、駅名表などの鉄道関連品の展示などもあり、往年の模様が偲ばれます。きれいに整備された駅が、地元の方の駅や電車へ注ぐ愛情を表しているように思えました。

富加駅

長良川鉄道・富加駅 (岐阜県富加町) (2003.8)

根尾谷を抜け、車は岐阜市の北側を通りつつ、さらに東濃の方へと走っていきます。その途中、富加町の富加駅でいったん休憩です。
日本最古の戸籍にゆかりがあるという、ちょっと変わった町ですが、駅自体は本当に昔のローカル線の駅そのもので、そのまま映画の撮影にも使えるのではないか、というくらい風景と同化していました。
この後我々は美濃加茂を抜け、木曽川沿いから恵那へ抜けるコースを取りましたが、これがまた大変!! 車1台幅の道路や草ぼうぼうの道に苦しめられることとなりました。恵那から中央道に乗って、やっとほっとすることができました。


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